

営業マンなら一度は「嘘」について考えたことがあると思います。
嘘をついて契約を取っている人、嘘はつかないようにしているけど契約を増やすために嘘をつこうか悩んでいる人、そんな人たちのモヤモヤに僕の考えをお話します。
この記事を読むことで迷いがなくなります。
記事の内容
・営業マンとして嘘とどう向き合うか
・ダメな嘘と良い嘘
この記事を書いている人
はいばらブログ管理人
高校卒業後、進学せず田舎で力仕事。3年後に上京して居酒屋バイト。
更にその3年後の24歳の時に体育会系の営業会社に就職。
現在は大手ITベンチャーで営業管理職。
インターネットが大好き、引きこもり体質。
結論:自分のためだけの嘘はやめよう
自分の利益を最優先にした嘘はNGです。もしそれで契約を多く取れていたとしても長くは続きません。
必ずどこかでツケを払う時が来ます。
顧客からクレームが来て大炎上する恐れがあるだけでなく、嘘をついて契約を取っている営業マンは同じ会社の人から見ても印象は悪いでしょう。信頼がないと心はどんどん荒んでいき、その心は行動にも現れます。
仕事以外でも平気で噓をつくようになってしまうかもしれません。
大げさかもしれませんがそれぐらいリスクのある行為です。
とはいえ嘘をついてはいけないというわけでもないです。
例えば大切な恋人に「私よりも魅力がある人がいたらどうする?」と聞かれて、素直に「乗り換える!」なんて言う人、いないですよね。
「それでもあなたがいい」と言ってあげるのが優しさであり、それは相手が望んでいること。
本気で相手のためになると思う嘘であればいいのです。
ダメな嘘と良い嘘
ダメな嘘
契約内容のごまかし
これは論外です。
数字の嘘
得られる効果を大きく言ったり、リスクとなる数値を小さく言ったりですね。WEBマーケの業界だと結構多いです。
リスクを隠す
特に相手から「デメリットは?」と聞かれているのにも関わらずそれを隠す行為は嘘になると思います。
とはいえ馬鹿正直にリスクを洗いざらいそのまま話すのが正しいわけではありません。
良い嘘
自信を持たせるための嘘
契約しようかどうか迷っているお客様がいたとします。
契約をするにあたり心配ごとが出てくるのは自然なことです。
その中には最早”やってみなきゃ分からない”ような問題もあると思います。
そんなお客様を褒めちぎったりして背中を押す時に、心の中ではそこまで思っていないような言葉も出てくると思います。
それはある種の嘘になると思いますが、悪いことではないと思います。
なぜなら悩んでいるということは基本的に契約をしたがっているからです。
そんな相手に対して背中を押してあげないのは営業マンとして逆に失礼に当たります。
負い目を感じさせないための嘘
例えば商談の開始時間が夜遅くになってしまったりすると「こんな遅くに来てもらって申し訳ない」と感じるお客様もいます。
それに対して「皆さんこれぐらいの時間を指定しているので普通のことですよ」と言ってあげるのはそれが嘘だとして誰も不幸になりません。
オーバーリアクション
商談中、お客様が話をする時間があると思います。
時には提案には関係のない話も思いますが、その時に自分が興味がないからと言って薄いリアクションをしていたらお客様は楽しくありません。
例え自分が全然興味なくても、話がつまらなくても、大げさに感情を表現して反応してあげるのが営業マンとしては大事な嘘になります。
まとめ:嘘をつくときは相手のためになる時だけ
正直なところ、自分のための嘘を完全に封印すると商談の難易度が上がります・
ですが嘘をつかないことで営業としての真のスキルが高まります。
後ろめたいことが何もない営業マンは社内外問わず信頼を獲得することが出来ますので、ビジネスパーソンとしての価値がどんどん上がりますよ。
信念のない嘘つき営業マンはかっこよくないので、胸を張って生きていける営業マンを目指しましょう。