高卒営業マンが30歳という節目に転職を考えて実際に行動した話。
あっさり目に書いていきます。
誰かの参考になれば幸いです。
この記事を書いている人
はいばらブログ管理人
高校卒業後、進学せず田舎で力仕事。3年後に上京して居酒屋バイト。
更にその3年後の24歳の時に体育会系の営業会社に就職。
現在は大手ITベンチャーで営業管理職。
インターネットが大好き。引きこもり体質。
この記事を読んだ方がいい人
- これから転職を考えている人
- 営業職の人
- 高卒の人
- 面接で何を聞かれるか不安な人
この記事で得られること
- 面接のポイントがちょっと分かる
- 転職活動の実体験を参考にすることが出来る
僕のスペック
- 高卒(偏差値測定不能な定時制高校)
- 高校卒業後は3年間の力仕事
- 21歳で上京してそこから3年間は飲食店
- 24歳から現在までWEB広告の営業職
- 資格は運転免許のみ
- 営業成績は並
- 少人数のマネジメント経験あり
- 年収480万
まぁこんな感じで正直大した経歴ではないですね。
特に学歴に関しては市場的に見るとかなり低い方です。
ただ、先に言うと学歴が足枷になっている感じはしなかったです。
IT系の営業職とかだとあまり関係ないんですかね?
転職しようと思ったきっかけ
シンプルに今の会社がちょっと嫌になったのと、これ以上年収を上げるのがキツいかなと思ったのが最初のきっかけ。
あと30歳となるともう若手ではないので、「今のままでいいのかな」と漠然とした不安にも襲われてました。
転職の方法
基本的にはビズリーチを使いました。
ビズリーチは登録しておくと企業側からオファーが届くことがあります。
僕からすると「あっちから声かけてくれるなんて最高じゃん」って思ってました。
企業以外だと転職エージェントから声がかかります。
数としてはこっちの方が多いです。
今回の僕は企業直接の応募と転職エージェント経由の応募、どちらも試しました。

1社目:異業界・異業種(美容医療業界のWEBマーケター)
最初の1社目は某美容医療系の企業からの直接オファーでした。
僕は基本的には営業職として仕事をしているのですが、実験的な形でWEBマーケティングに関するセミナーをやったりした経験もあります。
その経験をビズリーチのプロフィールのようなところに書いておいたらそれを見た企業が声をかけてくれました。
その企業は美容クリニックの数を急激に伸ばしているところで、マーケターが足りないらしく、ちょうど美容医療に興味があった僕はすぐに応募。
面接の回数は2回だったのですが、どちらもリモートではなく直接本社に足を運ぶ必要がありました。
これは正直キツかったですね。
昔であれば当たり前のことなんでしょうけど、仕事をしながら転職活動をする時はリモート面接に対応してくれるところじゃないと厳しいなぁと強く感じました。
ちなみに僕は2回とも会社に体調が悪いと言って欠勤して面接に行ったのですが、今のご時世で体調悪いなんて言った日には流行り病を疑われて「PCR検査してきなさい」と言われるので大変でしたね。
面接で聞かれた質問
- なぜ転職しようと思ったか
- なぜうちの会社がいいのか
- WEBマーケティングについてどれくらい知っているか
- 今度どういうキャリアを積みたいか
- うちはスピードが早いが大丈夫か
こんな感じのことを聞かれました。
営業からマーケターへの異業種転職だったので実績についてはあまり聞かれず、どちらかと言うと適性を図るような質問がほとんどでした。
WEBマーケティングについては素人レベルなので正直に「あまりよく分かってません!」と答えてました笑
出題されたテスト
- IQテスト
- 投資問題
- 文章要約問題
IQテストに関してはどこかでやったことあるような問題だったので一瞬で終わりました。
そしたら高得点だったみたいで「こんな点数良い人初めて見た」と言われました。
投資問題は「AとB、どっちの事業に投資すべきか」みたいな問題でそこまで難しくなかったです。
最後の文章を要約する問題が難しかった…
1000文字ぐらいの文章を100文字ぐらいにまとめる問題だったのですが、まずは内容を理解するのに時間がかかりすぎて全然書けないまま時間切れになってしまいました。
そもそも僕はパソコンじゃないと文章かけないんです。(漢字が書けない笑)
この辺は僕の学歴のなさが顕著に現れましたね。
結果
内定は出ました。
条件は下記の通り。
職種:WEBマーケター(MEO対策に関する業務)
年収:400万(ボーナス込)
年間休日:124日
こちらからの希望年収は550万で最低でも480万は欲しいと伝えていたのですが、
最終選考の時に人事の方から「希望の年収はちょっと厳しいかも」と言われて結果はこれです。
感想は「流石に下がりすぎでしょ…」ってところです。
「年間休日は124日から120日に削ったらちょっとは年収上げられるよ」と交渉されましたが雀の涙ほどでした。
興味ある業界で興味ある職種だったので期待していたのですが、正直これは時間を無駄にしたなと思いました。
まぁ未経験職種への転職なので、こんなもんなんですかね。
やはり僕みたいなやつが高年収狙おうと思ったら営業職じゃないと難しいのかもですね。
丁寧にお断りをしました。
2社目:異業界・同業種(ソフトウェアテストのインサイドセールス)
この案件は企業から直接オファーではなく転職エージェントを経由して応募しました。
元々転職エージェントは使う気がなかったのですが、
メッセージの内容があまりにも魅力的だったので返信をして面談を実施。
内容としては、
- 業界シェアナンバーワン
- 東証プライム上場
- 部署立ち上げフェイズ
- 交渉年収600万から
- 募集職種はインサイドセールス
他にも平均昇給率10.7%だったりと聞けば聞くほど魅力的な企業でした。
担当してくれるエージェントさんも非常に物腰柔らかく丁寧な人でとても良かったです。
転職活動の大本命でした。
面接で聞かれた質問
- KPIやKGIはどのように設定していたか
- 商談中、相手を否定せざるを得ない場面ではどのように対応していたか
- 現職で扱っている商材の魅力は何か?最終的にどういうトークで落とすか
- 現職の営業部の構成、リソースの割き方
1社目とは違って企業側も「即戦力となる営業職」を求めているので、質問の内容がこちらの能力を図るようなものばかりでした。
適正だけを見られるような、これまでの面接との違いを痛感しました。
出題されたテスト
- パソコンを使った業務に関するテスト
- 論理的思考のテスト
この企業独自のテストをオンラインで実施しました。
PC業務に関するテストは課題となるWEBページで指定された動きを実行し、そこで起きた事象をフォームから報告するテストです。
これはそこまで難しくなかったです。
ただ、二つ目の論理的思考を試すテストがとんでもなく難しかった…
エクセルでも電卓でもGoogleでも何でも使っていいテストなのですが、難しすぎて半分も答えられませんでした。
流石東証プライム上場企業のテストといった感じです。
ただ、転職エージェントさん曰く、「あのテストはエンジニアとしての適性を図るテストなので営業職の場合はそこまで気にしなくて大丈夫」と言っていました。
結果
落ちました…
ただ、こちらの案件は少し事情がありました。
まず通常であれば1次面接から3営業日後ぐらいには結果が通知されるとのことでしたが、2週間経っても通知が来ません。
転職エージェントさんが企業側に確認すると「期の変わり目かつ、組織の再編成をしたので確認に時間がかかっている」とのこと。
面接から半月ほど経ったタイミングでエージェントさんから結果の報告を受けました。
内容としては
- 社内の体制が変わりインサイドセールスを募集しなくなった
- 他の応募者も全員キャンセルになった
- 納得がいかないので当社代表から抗議の連絡をいれた
とのこと。
転職エージェントさんからは「こんな結果になってしまい申し訳ない」と謝られました。
もし内定が出たらすぐにでも行きたい企業でしたが、まぁ残念でしたね。
この件から学んだことは「転職は運やタイミングも大事」ってことです。
学んだこと:異業種は適性を、同業種は能力を見られる
実はこのブログを書いている2ヶ月ほど前から転職活動をしていて、まだ次の転職先は決まっていません。
他にも選考中の会社があるので進捗あり次第、また記事に書きたいと思います。
今後の自分のために転職の際の面接のポイントをまとめておきます。
異業種への転職の場合に抑えておくべきところ
- なぜその会社なのか
- 今後のキャリアをどう考えているのか
- その会社に適した人材なのか
⇒主に適正を見られる
同業種への転職の場合に抑えておくべきところ
- 普段の業務に基づいた能力のアピール
- 実績のアピール
⇒主に能力を見られる
個人的な主観としては、未経験を募集しているところは企業側も贅沢を言ってられない状況だと思うので多分気合だけでも内定貰えそうです。
高いお金積んででも熟練者を集めたいと思っている企業の選考は具体的な能力を示す必要がありますので、きちんと能力のアピールの準備をしておかないと失敗しそうですね。
番外編で転職エージェントに詰められた話がありますので、それはまた別の機会に記事にしたいと思います。
以上です。