「今日もダメだった…」「どうして売れないんだ…」
そんな風に、パソコンの前でため息をついてるそこのアナタ!
もしかして、まだ古い営業の呪いにかかっていませんか?
「とにかく商品を説明しろ!」「数をこなせ!」「気合と根性だ!」
…ふふふ、そんな時代はもう終わり。
これからは、顧客の心を鷲掴みにし、「あなたから買いたい!」と言わせるスマートな営業が主流です。
今日は、営業界に語り継がれる伝説の「七つの魔法(格言)」を、特別にあなただけに伝授しましょう。

魔法その壱:タイムマシンを売れ!〜商品を売るな、未来を売れ〜
「この最新PC、CPUが〇〇でメモリが△△で…」
ストーーーップ! 顧客はスペック表を聞きに来たんじゃない!
彼らが欲しいのは、そのPCがもたらす「輝かしい未来」なんです。
呪いの言葉
「この商品は高性能です!」
魔法の言葉
「このPCがあれば、あなたのアイデアが形になり、ビジネスが加速する未来が待っていますよ!」
そう、あなたはただの物売りじゃない。
顧客を理想の未来へ導く、タイムマシンのセールスマンなのです!
その商品を手に入れた顧客が、どんなにハッピーになるか、どんな課題が解決するか、五感をフルに使って想像させてあげましょう。
魔法その弐:スペック表は燃やせ!〜性能を売るな、物語を売れ〜
性能や機能の羅列は、まるで退屈な呪文。
顧客はすぐに眠くなってしまいます。
彼らが聞きたいのは、その商品が紡ぎ出す「感動の物語(ストーリー)」です。
呪いの言葉
「このカメラは〇〇万画素で、手ぶれ補正が…」
魔法の言葉
「このカメラで撮った一枚が、一生忘れられない家族の宝物になるかもしれませんね。」
商品の開発秘話、利用した顧客の感動エピソード、その商品があることで生まれるドラマ…。
スペックではなく、顧客が主役になれる物語を語りましょう。
感情が動けば、人は動くのです。
魔法その参:焦りは禁物!余裕こそ武器〜必死で売るな、余裕で売れ〜
「お願いします!買ってください!」なんて、まるで断崖絶壁に追い詰められたような営業、してませんか?
顧客はあなたの必死さにドン引きです。
呪いの言葉
「今決めていただければ〇〇円引きです!」(目が血走っている)
魔法の言葉
「もしお役に立てることがあれば、いつでもご相談くださいね。」(穏やかな微笑み)
本当に腕のいい医者が、いきなり「手術しましょう!」と言わないのと同じ。
まずはじっくり話を聞き、顧客の悩みや課題に寄り添う。
その「余裕」こそが、プロフェッショナルの証であり、信頼を生むのです。ガツガツ行くのは三流のやること。
魔法その四:価格競争?お断り!〜価格で売るな、価値で売れ〜
「他社より1円でも安く!」…そんな不毛な戦い、まだ続けますか?
安さだけで選ぶ顧客は、もっと安いところがあれば去っていくだけ。
呪いの言葉
「どこよりも安くします!」
魔法の言葉
「この価格には、あなたのビジネスを成功に導くための、私たちの知識とサポート、その全てが含まれています。」
重要なのは、価格ではなく「価値(バリュー)」
なぜこの価格なのか?他とは何が違うのか?
その商品やサービスが顧客にもたらす独自の価値を、自信を持って伝えましょう。
価値が伝われば、価格は問題になりません。
目指すは「高くてもあなたから買いたい」状態です!
魔法その五:論破はNG!心で繋がる〜説得で売るな、納得で売れ〜
「いえ、それは違います!」「こうすべきです!」…顧客を言い負かして、一体何が残るでしょう?
営業はディベート大会ではありません。
呪いの言葉
「ですから、これが一番いいんですってば!」
魔法の言葉
「なるほど、〇〇様はそうお考えなのですね。ちなみに、こういう視点はいかがでしょうか?」
一方的な「説得」ではなく、顧客が自ら「なるほど!」「それが欲しかったんだ!」と腑に落ちる「納得」を目指しましょう。
そのためには、まず顧客の意見を尊重し、共感すること。
対話を通じて、共に答えを見つけていく姿勢が大切です。
魔法その六:一期一会より、末永く〜単発で売るな、継続で売れ〜
売って終わり、さようなら!では、あまりにもったいない。
一度きりの花火で終わらせず、永続的な関係を築きましょう。
呪いの言葉
「(売った後は)連絡しない」
魔法の言葉
「その後、いかがですか?何かお困りごとはありませんか?」
顧客との関係は、売ってからが本当のスタート。
継続的なフォローアップを通じて信頼を深めれば、リピート購入や紹介に繋がる可能性も。
顧客を「点」ではなく「線」で捉え、LTV(顧客生涯価値)を高める意識を持ちましょう。
あなたのファンを増やすのです!
魔法その七:小手先より、大局観〜戦術で売るな、戦略で売れ〜
目先の売上や、その場しのぎのテクニック(戦術)ばかりに気を取られていませんか?
もっと大きな視点で、長期的な戦略を描きましょう。
呪いの言葉
「今月のノルマ達成のために、とにかくこれを売ろう!」
魔法の言葉
「このお客様とは、今後どのような関係を築き、共に成長していけるだろうか?」
個々の商談は、大きな戦略の一部。
市場の動向、顧客のビジネスの成長、自社のポジショニング…
これらを俯瞰し、「どうすれば顧客とWin-Winの関係を長期的に築けるか?」という戦略に基づいて行動することが、真のトップセールスへの道です。
さあ、魔法を唱えよう!
どうでしたか?伝説の「七つの魔法」。
なんだかワクワクしてきませんか?
これらの格言は、単なるテクニックではありません。
顧客への「価値提供」と「長期的な信頼関係」という、営業の本質を突いています。
古い呪いを解き放ち、この七つの魔法をあなたの言葉で唱えてみてください。
きっと、あなたの目の前に広がる景色が変わるはず。
もう、「売れない…」なんてため息はつかない。
さあ、自信を持って、顧客の未来を明るく照らす旅に出かけましょう!
